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ー2012年の活動
「MARUYAMA YOSHIKO selected works 2009-2011」

2年前に発行した「MARUYAMA YOSHIKO selected works 1998~2009」の続編として、できあがりました。12月の個展会場TOKI Art Spaceに会期中常備します。




マイクロレジデンス!
-アーティストインレジデンス(AIR)・マイクロレジデンスからの視点-


世界のアーティスト・イン・レジデンス(AIR)の国際的なネットワーク機関であるRes Artisの総会「RES ARTIS 2012 TOKYO」が開催されます。
日本の民営AIRの草分け的存在である遊工房アートスペースでは、それに時期を合わせて“マイクロレジデンス”としてのさまざまな特別企画を開催します。

展覧会「とても近くに感じるーフィンランドと日本のレジデンスより」

フィンランドと日本のマイクロレジデンスで滞在制作を行ったアーティストによる展示。

会期/ 
10月4日〜14日(月・火曜日休廊)12:00-19:00 
オープニングパーティー/ 10月6日(土)
会場/ 遊工房アートスペース ウェブサイト
東京都杉並区善福寺3-2-10 tel: tel:03-5930-5009
アーティスト/ 丸山芳子(2010年 KulttuuriKaupila、フィンランド)、松本恭吾(2011年 Art Break、フィンランド)、サラン・ユコンディー(2012年、Studio Kura、福岡)


<関連イベント>

10月6日 (土) 
17:00~ :
マイクロレジデンス体験プレゼンテーション(丸山芳子+松本恭吾)
17:30~ : アーティスト兼AIRディレクターの活動紹介(ジュリー・アップメイヤー+フランシスコ・ゲバラ)
20:00までオープニングパーティー

<マイクロレジデンス情報>

@ アーカイブ・ライブラリ
全期間中、世界中から集められたマイクロレジデンスの情報を公開。
会期/ 10月4 日(木) - 11月23 日(金)

A マイクロレ・イントロ展覧会
マイクロレジデンスネットワークの可能性を積極的に求める国内外のレジデンスの「ジオラマ」、写真、映像、文章による紹介。
会期/ 10月20日(土) - 11月4日(日)
参加機関/ Caravansarai(トルコ)、Arqueopia(メキシコ)、 HomeBase(独、イスラエル、米)、KulttuuriKauppila(フィンランド)、Art Break(フィンランド)、Portland Sculpture and Quarry Trust(英)、Big Ci(豪)、Nha San Studio(ベトナム)、 ACOSS(アルメニア)、INSTINC(シンガポール)、Mediaelectronque(ギリシア)、 GeoAir(グルジア)、Studio Kura(福岡)、他




「IN HER CASE」 トキ・アートスペース企画シリーズ 個展

消費される女らしさではなく、物事の有り様を鮮明にすることに取り組む女性作家のシリーズ。1年を通して7人の個展のうち、Vol.7として開催します。
vol.1~7の作家:
廿野英利子・高橋理加・エサシトモコ・小林花子・瀬戸理恵子・笠原由紀子・丸山芳子



丸山芳子展 「蛹のとき 〜変わろうとする私たち人間を重ねて〜

会期/ 
12月3日〜12月16日 水曜日休廊 11:30-19:00 最終日16:00まで
会場/ トキ・アートスペース
東京都渋谷区神宮前3-42-5 サイオンビル1F tel&fax: 03-3479-0332
トキ・アートスペース アクセスマップ


春のある日、山椒の葉にアゲハの卵を見つけ、観察を始めたその生態は、驚きと不思議に満ちていました。変化に富む行程のなかでとりわけ不思議なのが、蝶になる直前の蛹の時期です。それまでとは打って変わって、死んだように無反応になる、ファラオの棺のような形の蛹。その内部では、全く目的が異なる体に生まれ変わるための、細胞の死と生成の同時進行、つまり、幼虫の体をどろどろに解体する大改造が行われているらしいのです。臨死のような蛹のときを越えて生まれ変わる小さな姿に、変わろうともがいている私たちの姿を重ねてみます。

誰に教わることもなく、一連の手順を一途に実行して見せた8匹のアゲハが示したのは、”生きる”姿でした。そして9匹目の存在。1匹のみ落下によって命を落としたことは、野生のたくましさの影としてある命の脆さも示し、その1匹によってこの世の真実を見た気がしました。

長い蛹のときを経て、殻を破り、羽をつけて現れたアゲハが意を決したように飛び立ち、澄んだ空に消えたとき、その姿は、アゲハが身をもって人間に示した“生まれ変わる手本”のように思えるのです。

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