昨年の５月から６月にかけてフィンランド中部の街Iiにて滞在制作し、作品が恒常設置されたビエンナーレのカタログが出来上がりました。2008年と2010年の２回分がまとめられています。
以下のサイトにてビエンナーレの概要を見ることができます。
http://www.artii.fi/




東京都板橋区青少年美術奨励事業「佐藤太清記念中学生絵画展」贈呈式

開催日／　2月26日
会場／　板橋区グリーンホール

京都府福知山市に生まれて板橋区で暮らし、文化勲章を受賞した日本画家、佐藤太清氏の功績を記念する全国公募絵画展は、今年９回目となります。私は2009年より大月ヒロ子氏、返町勝治氏とともに審査員を務めています。贈呈式では、板橋区長による各賞の贈呈の後に作品講評を行い、中学生達を激励しました。



発信//板橋//2011　けしきをいきる

会期／　2月26日〜3月27日
会場／　板橋区立美術館
アーティスト／　利部志穂　返町勝治　配島伸彦　藤本壮介　船井美佐　屋代敏博　吉賀あさみ
コミッショナー／前山裕司
詳細はこちらへ

1979年から板橋の作家の展覧会を継続してきた板橋区立美術館は、2009年に創立30周年を迎えました。これを節目に、若い作家も集まり交流が生まれる魅力ある美術館にするため、私を含む検討委員会が“新たなかたちの作家展”をスタートさせるための議論を重ねました。その成果として、現代美術を紹介する「発信//板橋//…」シリーズが始まりました。



「赤塚行雄氏を偲ぶ会」展　

会期／　4月11日（月）〜23日（土）日曜日休廊
開廊時間／　11:30~19:00（最終日18:00まで）
会場／　藍画廊（東京都中央区銀座1-5-2　西勢ビル2F　tel.03-3567-8777）
会場への情報はこちらへ

参加作家／　赤瀬川原平　高橋圀男　木下道子　尾島あけみ　大竹明子　今道子　わかなみえ　中村郁子　和田尚子　丸山芳子　堀川紀夫　ふくだまさきよ　鶴巻美智子　前山忠　柏原えつとむ　小西慎一郎　松本旻　土橋公三　柳井嗣雄　松岡小枝子　五十嵐弘子　いちのしのぶ　佐藤真理　小松富士子　中村功　中西夏之　海老沢さおり　芳村芳生　小堀千恵　山下 武美　小野重治　平野俊子　三代川和美　熊谷直子　長谷眞砂子　出村弘　青木祥子

昨春、急逝された赤塚行雄氏は1960年代から美術評論の分野で活躍し、デザインの分野では榧野八束というペンネームで『近代日本のデザイン文化史1868-1926』（フィルムアート社）、『[江戸・東京]河岸綺譚』（INAX出版）などを執筆、創形美術学校や女子美術短期大学での教育にも貢献されました。私は学生時代に受講の機会はありませんでしたが、展覧会へのお誘いをいただき、新作絵画（作品ページ）を出品。展示は、赤塚氏の活動の資料やゆかりの品と約30名の作品からなり、氏の活動の幅広さを反映したものでした。
発起人：青木祥子、赤瀬川原平、中西夏之、松本旻、宮澤壮佳、本江邦夫、ふくだまさきよ（敬称略）






【国際野外展】 Kunst I Natur Biennale

滞在・会期／　７月15〜24日
会場／　Yttermark, Kjerringoy, Bodo, Norway
参加作家／　Camilla Wexels Riiser, Elin Oyen Vister, Evelyn Scobie, Hildegunn Solbo, Mette Camilla Skadberg, Vigdis Haugtro, Ane Overas, Elizabeth Lyseng, Itonje Soimer Guttormsen (ノルウェイ), Caroline Ho-Bich-Tuyen DAND (ベトナム・オーストラリア・ノルウェイ), Ida van der Lee (オランダ), Jason Rosenberg, Michelle Weinstein (USA), Jerome Durand (フランス), Monika Nivelinska (Poland), Yoshiko Maruyama (日本)

Kunst I Nature
丸山芳子作品

様々なジャンルの表現者がノルウェイ中部の北極圏内のワイルドな自然のなかに集い、滞在しながら、制作や観客を交えたディスカッションをします。自然から得られた材料によって作られた作品は、観客に公開された後、時の経過とともに再び自然に還っていきます。






奥会津アート・ガーデン（東日本大震災のため、開催が中止となりました）

昨秋参加した「会津・漆の芸術祭」の第二章として、秋の芸術祭に加える夏の滞在型アートイベントという企画が立ち上げられ、奥会津の地域資源のリサーチや、参加型ワークショップの実施をとても楽しみにしていました。
しかし、震災とその後の深刻な状況に見舞われた東北、福島は、まず被害から立ち直らなければなりません。破壊された地と被災された方々に心からお見舞い申し上げ、復興を切に祈りつつ応援したいと思います。近い将来、ここで再び活動できることを願いながら。

東北へのエール

福島県立博物館「会津・漆の芸術祭」プロジェクト委員会の呼びかけで、被災した東北への多種多様なエール企画があつまりました。私も２企画を提案しています。
寄せられたエール