台地の来歴をたずねて    2008
アクリルボード、金属枠、写真画像、竹、振り子、ミクストメディア
L.560cm, W.350cm, H.260 cm、サイズ可変
遊工房アートスペース/東京
[日本とリトアニア 層のはざまに浮かぶかたち] 国際交流展
アーティスト:丸山芳子 ディアナ・ラダヴィシュテ
開催地近くにある善福寺池の水源であった湧き水に興味を持ち、たぐり寄せていくと、自分がその表層に暮らしている武蔵野台地の形成に直結していることが見えてくる。興味はさらにさかのぼり、自然現象のダイナミズムや、アフリカを出て世界の果てまでたどり着いた人類の歴史に思いを馳せた、想像の旅。

<中央のオブジェの4面>
左から/
武蔵野台地の形成
・・・山地から流れる多摩川が位置を変えながら扇状地を形成し、湧き水を生じる。(上が東)
台地を形成する地層
人類の足跡
・・・アフリカを出たわずかな人類が世界の大陸へたどり着くまで。
自然現象と蟻のような人間
絵の背後に川の形の振り子が揺れ、扇状地の形成に費やした果てしない時間を暗示する。
撮影:柳場 大
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