寄る辺なき時代の窓に 0511    2005
アクリルボード、布、写真画像、材木、自然光
W.180cm, H.247 cm
Kawaguchi Art Factory /川口、埼玉
[BETWEEN ECO & EGO ーエコとエゴのはざまでー 2005]
撮影:丸山常生
現実の窓の前に、その形をコピーした作品としての窓を立て、光とともに双方の窓の意味が行き来する。
撮影:丸山常生
ステンドグラスに神が描かれていた頃、神という概念が人々の精神を束ねていた。キリスト教に限らず、宗教が人々の精神生活のよりどころとなっていた時代は去り、現代、人々はそれぞれの信じるものや欲求の元に生き、共通項よりも互いの差異の方が浮き彫りとなり、理解、和解を困難にしている。
私達に今できることは、同じ人間であること、同じ人類としてのヒストリーを共有していることに立ち返り、理解しようとすることではないだろうか。
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