【精神の<北>へ Spirit of "North"】

2011年の東日本大震災後、丸山が郷里である福島、東北の再生を願って提唱し、福島県会津地方の有志とともに実行委員会を設立し、企画・主導している。福島県立博物館に事務局を置く「はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト」の協力を受けて2012年度にスタート。ノルウェイ、英国スコットランド、フィンランドなどからアーティストを招いての交流活動や、さまざまな取り組みを継続して、2016年には5回目を開催する。

テーマ/
それぞれの意識の中に思い浮かぶ北、精神の<北>をテーマに、東北と世界の北方のアーティストの表現に共振する精神性や世界観を探る活動 。展覧会と平行し、シンポジウムやトークセッションをとおして、北方同士の民族性・地域性の比較や、多様な分野の中に北なるものを探り、東北人のアイデンティティを見出して行く。

精神の<北>へサイト

記録集のお申し込みは、上記のサイトから。

【ギャップ・ダイナミクス Gap Dynamics】

板橋区立美術館における現代美術企画シリーズ2回目として開催された展覧会。
丸山芳子と丸山常生(夫)が、コミッショナー兼参加作家として、開催テーマ、作家選定、会場構成などを企画した。展覧会の担当は副館長 松岡希代子氏。

テーマ/
成熟した森の中で大樹が倒れ、森の頂きに開く大きな穴をギャップといい、その穴から森の底に差し込む陽光によって発芽が起こり、植物群がダイナミックに移り変わりながら、やがて森の平衡状態に戻って行く過程をギャップ・ダイナミクスという。
2011年以前の社会を森に例えるなら、3.11は地響きを立てて巨大なギャップを空けた。社会につけられた傷とも風穴とも言えるギャップに、アーティストはどのように働きかけ、新たな発芽の端緒を切り開いていくのか?

会期/2013年11月26日〜2014年1月5日
会場/板橋区立美術館、東京
アーティスト/大矢りか 金沢寿美 任田進一 中津川浩章 丸山常生 丸山芳子

【Between ECO & EGO ーエコとエゴのはざまでー

2003年から2006年まで継続開催した現代美術のアートプロジェクト。

テーマ/
地球生態系の一部としての人間のあり方[ECO]と、生きるための日常行為や欲望や生きがい[EGO]という不可欠なふたつのはざまで、私たちはいかに折り合いをつけていくか?

企画・主催/
Between ECO & EGO実行委員会
丸山芳子(実行委員会代表)・丸山常生(アーティスト・夫)・金子良治(KAWAGUCHI ART FACTORY代表)を中心メンバーに、参加作家や開催地市民や有志の協力を得ながら、開催地の特性をテーマに取り込んだ多彩な活動を展開した。

2003年:プレ展、20004年:本展/ 2005年:プレ展、2006年:本展という、2サイクル。2004年の本展開催後、このプロジェクト開始のきっかけとなったギリシャにて、日本展の紹介とギリシャとの交流展を開催。2006年は、これまでに交流のあった海外のアーティストの作品を加え、同じテーマでの国内外作家の表現を紹介した。

アーティスト/
2003・2004年:
池田一 石川雷太 伊丹裕 兼古昭彦 川上香織 高野浩子 小瀬村真美 新生呉羽 原仲裕三 ヒグマ春夫 広田美穂 丸山常生 丸山芳子 山岡佐紀子

ギリシャ展:
丸山常生 丸山芳子 Klaus Pfeiffer

2005・2006年:
石川雷太 岡部昌生 佐藤一枝 椿原章代 花上直人 ヒサヨシ 丸山常生 丸山芳子
海外作家(2006年のみ)
Andree Weschler, Artur Tajber, Barbara Maron, Belu-Simion Fainaru, Boris Nieslony, Caroline Dear, Christina Lindeberg, Diana Radaviciute, Diane Maclean, Francisco Felipe, Francisco Sepulveda, Hortensia Ramirez, Jason Lim, Klaus Pfeiffer, Klavs Weiss, Lars Wikstrom, Liina Siib, Manou Soobhany, Massimo Zanasi, Neda Razavipour, Nenad Bogdanovic, Sakino, Saulius Valius, Siamak Filizadeh, Simin Keramati, Su Grierson, Sylvia Winkler, Stephan Koeperl, Tang Da Wu, Victor Martinez Diaz, Wanli-Furukawa Mari, Wu Ye

開催地/
埼玉県川口市内各所
市内各所に点在するユニークなスペース(鋳物工場・旧民家・神社・リサイクルストックヤード・他)を会場に、アーティストの表現を大規模に展開した。

会期/
[Between ECO & EGO 2004 日本展] (5/29-6/20)
[Between ECO & EGO 2004 ギリシャ展] (8/22-29)
[Between ECO & EGO 2006] (10/22-11/3)
>> Between ECO & EGOサイトへ
 




【ECHO ーエコー・プロジェクトー

国際アートシンポジウム[ON THE EDGE](2001年リトアニア)参加による海外作家との交流のなかで、互いの類似や差異を理解し、認めた上でのコミュニケーションの重要性を実感した3人の女性アーティストが開始した、国際交流プロジェクト。
海外から招いたひとりのアーティストとの交流展・トーク・ワークショップなどを通し、観客とともに、招待作家個人の意識や生き方、民族性などに向き合い、ひとりを理解することから相互理解の意識が世界へ共鳴・伝播(エコー/こだま)することを目的としている。

企画・主催/
エサシトモコ・本多真理子・丸山芳子

招待作家/
Su Grierson (スコットランド)

これまでの開催/
[ECHO vol.1]  2003.3/1-3/29 トキ・アートスペース・アネックス
[ECHO vol.2]  2003.6/23-6/28 トキ・アートスペース、表参道画廊
[ECHO vol.3 TWO 二 Connecting]  Griersonとエサシの二人展
                クロフォード・アートセンター(スコットランド)
[ECHO vol.4 Su Grierson 展]  2004.10/9-11/7 横浜美術館アートギャラリー

Copyright (c) MARUYAMA Yoshiko, All rights reserved.