羽化 - 世界が変わるかもしれない    2016
撮影:丸山常生
ワイヤ 紙
W.290 x D.300 x H.310cm サイズ可変
Marija and Jurgis Slapeliai House-Museum/ビルニゥス、リトアニア
[VIRSMAS / 変移:ふたりの日本人の表現
]
青虫が蝶に変わるサナギの時期、その体内では何が起こっているだろうか?
サナギの体内では、不要な細胞の死と新たな細胞の生成が同時に行われ、ドロドロになっているらしいのだ。死んだように無反応になり、体内の大改造を経て生まれ変わるサナギに、2011年の日本で起こった大震災と原発事故をきっかけに、変わろうともがく私達人間を重ねてみる。
羽化の時がくる。飛び立つ蝶は、自ら立ち直ろうと、意思を持って生きて行こうとしている。さまざまな姿に変容して宙に散り、創造力で世界を変えて行こうと。

地下貯蔵庫のこのインスタレーションと連動し、羽化の兆しを察した生き物が反応している絵画をギャラリースペースで展示した。
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