ギャップ・ダイナミクス
板橋区立美術館における現代美術企画シリーズ「発信//板橋」2回目として開催された展覧会。
丸山芳子と丸山常生(夫)が、コミッショナー兼参加作家として、開催テーマ、作家選定、会場構成などを企画し、担当の副館長 松岡希代子氏とともに実施した。
テーマ/
成熟した森の中で大樹が倒れ、森の頂きに開く大きな穴をギャップといい、その穴から森の底に差し込む陽光によって発芽が起こり、植物群がダイナミックに移り変わりながら、やがて森の平衡状態に戻って行く過程をギャップ・ダイナミクスという。
2011年以前の社会を森に例えるなら、3.11は地響きを立てて巨大なギャップを空けた。社会につけられた傷とも風穴とも言えるギャップに、アーティストはどのように働きかけ、新たな発芽の端緒を切り開いていくのか?
会期/2013年11月26日~2014年1月5日
会場/板橋区立美術館、東京
アーティスト/大矢りか 金沢寿美 任田進一 中津川浩章 丸山常生 丸山芳子