ヒトと、あらゆる他者と
私たちは生物のひとつとして、今あらゆる他者との関係を作り直す節目にあるのだろう。
頻発する自然災害や地球を覆うコロナ・パンデミックは、人類が、地球という惑星の有機的な現象のただ中で、多くの未知の存在とともに生きていることを認識させる。さらに個々の人類も生来多様であり、年齢や病によっても変化していくもので、「他者」は相当に多様な存在だ。
人類以外の生物や精神的な存在、自然現象など、この世界をかたちづくる森羅万象について想像をめぐらし、この地球上のヒトのあり方を再考したい。