危ういバランスで互いに支え立つパネルの集合体には、大気圏の雲のような濃淡がパネルの層から層へ越えて漂い、重なりの隙間には深い陰影が潜む。そこかしこに地球上の出来事の画像がかすれて溶け込んでいる。この集合体はヒトの棲息する惑星を象徴しつつ、その末路の廃虚も幻視させる。
1994
写真画像、布、木製パネル H.230cm, W.950cm 板橋区立美術館/東京 [板橋の現況]展