雨粒の視点より

雨は、雨-地下水-湧き水-川-海-水蒸気-雲-雨…と姿を変えながら、地球の表層と大気圏のあいだをダイナミックに循環する水だ。私たち生物は、その循環のただ中に存在し、その水によって生命を維持している。

上空から落ちてゆく雨滴が地表を眺めたら、どんな光景がみえるのだろう?雨雲のはざまから見えるヒトは、小さな存在でしかないはずだ。ヒトが自らの愚かさを直視し、広い視野で考え行動するなら、地表のあらゆる他者と共存できるのではないだろうか。