地表の肌理#0710
上空からの地球の眺め - 俯瞰する地表の色合いや肌理の“染み”に近づくと、それらが無数の街や集落であることがわかり、そこに棲む人間の存在は微細に見える。しかしそのささやかな生き物のありようが複雑で豊かなら、広がる地表は深く美しく感じるだろう。
とある“染み”に降下してみると、そこに棲む人間が築いたもの - 街やコミュニティー、歴史、文化(言語)など - が互いの攻撃によって瓦礫と化していたら…この地表に無数にある、民族や共同体や個人同士のあいだの不寛容の結果をシリアスに、そして希望をこめて表現する。